個人ローンを利用するときの注意点

コラム

個人ローンは少しお金が足りないときや、どうしても必要な出費の際に気軽に利用できる便利な方法です。ただしローンには返済がつきもの。借り入れの際にはしっかり計画を立てる必要があります。個人ローンに申し込む前に、いくつかの注意点についてチェックしておきましょう。

目的に適したローン選び

個人ローンと単に言っても、ローンには目的に分けていくつかの種類が展開されています。お金を借り入れる必要ができたのがどんな目的なのかを考えて、目的に適したローンを選ぶようにしましょう。例えば住宅ローンや教育ローン、マイカーローンのような目的ごとに設けられているローンを利用できれば、低金利で利用できたり、融資額が大きくなったりといった様々なメリットが得られます。借り入れたお金の使い道を制限しないフリーローンよりも、目的別のローンの方がメリットがいくつかあるのです。

ただし、ローンに申し込む金融機関によっては、適用金利などの細かな条件が異なって設定されています。ただやみくもに目的のローンを見つけたから申し込む…のではなく、複数の金融機関が提供しているローン商品を比較して選びましょう。固定金利なのか変動金利なのか、金利の種類にも注目です。金融機関やローンの種類によっては、審査の基準も異なって設定されているため、ローンの借り入れ資格に該当するかどうかもチェックしておきましょう。借入時の年齢や完済時の年齢、前年度の年収や返済負担率など…。場合によっては申し込めないケースもあります。

複数の借り入れに注意

個人ローンは条件さえ満たしていれば、比較的気軽に申し込むことができるため、利用する人も多くなっています。そのためすでにローンを借り入れているにもかかわらず、別のローンを借り入れようとする人も少なくありません。別のローンを複数借り入れていると、トータルでの返済負担率が高くなってしまいます。最終的に返済に行き詰ってしまうなど、後々で自分の首をしめてしまうことに繋がるため良く注意しましょう。

複数の借り入れをしている人は、トータルの返済負担率も申し込み時の審査の対象となるのも注意点の一つ。総年間返済額が年収の40%以内であることが目安となっているケースが多いため、もしもすでにどこかのローンから借り入れを利用している場合は、新たに個人ローンの申し込みをするのが厳しくなるかもしれません。ローンやクレジットでの今の自分の信用情報を確認したい場合は、個人信用情報機関に問い合わせると確認できます。申し込みの前に、自分の状況をセルフチェックしてみるのも良いでしょう。

ローンシミュレーター

個人ローンを取り扱っている会社などから、ローンのシミュレーターを行えるサービスも多く展開されています。複数のシミュレーターを利用して、自分がローンを申し込めるかどうか、確認しておくべき注意点がないかどうかを確認しておくのがおすすめです。

ローンシミュレーターでは返済額や借り入れの可能額のおおよそが算出できます。住宅ローンでシミュレーションを行う場合は、控除に利用できる額も大まかに算出できるため便利です。