自分や周りの人を含め、人生には様々なライフイベントが訪れます。突然お金が必要になることもあり、手元に用意できない場合には消費者金融を利用するのも一つの方法です。ただし金融会社の利用には様々な注意点があります。安易に借りてしまう前に、しっかり注意点について確認しましょう。
消費者金融の選び方
単に「消費者金融」と言っても、様々な会社があります。会社によってはお金を借りる際の様々な条件が異なり、例えば利息の額や返済期間、借りられるお金の上限額、用意すべき書類や手続きにかかる時間など…様々な違いがあります。なるべく早く・手軽に借りたいからと言って、信頼できない金融会社を選ばないように気を付けましょう。多くの金融会社では金融庁の許認可を得た上で運営が行われていますが、それでも会社によって特色は異なります。
第一条件として、金融庁に登録した上で法律に基づいた貸付を行っていることです。まれに無許可で違法営業している会社もあるため、事前によく会社について調べましょう。非正規の会社を利用すると、悪質なトラブルに巻き込まれかねません。基本的にはテレビCM・広告などを展開している大手会社は許可を得ているため、信頼しやすいでしょう。金融庁の公式HPで正規かどうかを確認するとさらに安心です。
返済計画を事前に確認
信頼できる会社であっても、お金を借りるということには変わりありません。返済の計画を事前に立てて、現実としてしっかり返済していけるかどうかをよく考えましょう。返済計画をろくに立てずに安易にお金を借りてしまうと、返済が滞ってトラブルになるケースもあります。申し込みの前には、無理なく返済していけるかどうかを丁寧に検討しましょう。完済までの期間を設定し、毎月の返済額と返済に充てられる金額とを比較すると、おのずと計画が見えてきやすいでしょう。
消費者金融の会社によっては、毎月の返済額を算出するための「返済シミュレーター」を公式HPなどに用意していることもあります。希望の借入額や返済期間、収入状況などの情報を入力することで、具体的な返済計画をシミュレートすることができます。ぜひシミュレーションなども活用して、返済についての具体的なイメージを持った上で借り入れについて検討しましょう。延滞すると様々なトラブルが予想されます。実際に借り入れをした後、返済に余力がある場合は繰り上げ返済も活用できるためぜひ視野に入れてみましょう。
慎重な使い方を心掛ける
消費者金融は気軽に利用できる点がメリットですが、その分簡単に手を出してしまいやすい点がリスクとして挙げられます。「借りられるならどこでもいい」という考えでいると、その手軽さから計画以上に借り過ぎてしまったり、その結果返済計画が狂って延滞などのトラブルを引き起こしてしまいます。金融会社を頼る際は必ず慎重になるよう注意しましょう。
また、複数の業者を利用してしまうというトラブルもよく起こっています。一社の返済のために複数社から借りてしまう…俗にいう「多重債務」の状況を作り出しかねませんから、安易に複数社のカードを持つことは危険です。様々な注意点をしっかり頭にいれて、慎重に活用していきましょう。